剥離は中々の面倒くささでした。


経年劣化で凄いバブリング状態

室内から見ると後方視界な無く、危険な状態です。


フィルムのクリアPET層、顔料層、粘着剤層と分離するタイプ、いわゆる安い製造法のフィルムが使われてたのが判ります。
バブリング起こす一つの原因でもあります

粘着剤は最早、ベトベト状態を通り越してカチカチになってます。


結構強めの溶剤を使用してるんですが、粘着剤はあまり溶けず顔料だけが剥げます。
溶剤だけで剥離しようとすると1日あっても終わりそうにないので、ある程度粘着剤の層が薄くなってきたところで、荒業使います。
RX-7の熱線が案外強いので、助かります。
溶剤は、この様な粘着剤を溶かす目的のとか塗装自体を溶かすような強力なヤツとか数種類持ってますが、今回はコレといった決め手になるのがありません。粘着剤が満遍なく残るのは結構ありますが、これだけ酷い状態なのは長年やってますが、極まれですね。

粘着剤まで剥離した所で、ガラスコンパウンドで磨きます。

本来のクリアな視界を取り戻しました。
ここまでで、約半日掛かってます。
以前も書きましたが、悲しいかな作業として理解・評価されない部分ですね。
作業工賃としたら、これだけで2万円前後は戴きたいところです。
これをやりたがらない業者でしたら、ガラス交換を持ち出されるでしょう。

さあ、フィルムの貼付けです。
ガラスの形状に合わせて成形中

貼付け完了
貼るのは型取りから貼付けまでで1時間位のもんです。
どっちが大変か判りますよね?(笑)

貼付け後
室内からの視界です。
因みに可視光透過率15%のフィルム使用
外からは結構濃い目ですが、室内からはご覧の通りです。

追加で、運転席・助手席に透明断熱の施工も頂きました。

外装の納車磨き作業に続く・・・